講座の概要・沿革

講座の概要・沿革

講座の沿革

本講座は2017年4月に、総合南東北グループの渡邊一夫理事長のご支援により、福島県立医科大学の寄付講座として開講いたしました。第一線の医療現場で活躍できる善良な臨床医の育成と、臨床に役立つ研究を実践する拠点として、活動の場を頂きました。

2017年・開講当初は、7名(外科医5名、内科医1名、放射線科医1名)のメンバーで活動を開始しました。徐々に、研究活動に志をもつ若手医師が増え、現在12名の医師と2名の非常勤、2名の研究助手が所属して、日々臨床業務を行いながら、多岐にわたる研究活動を行っています。

本講座は、寄付元の総合南東北病院(郡山市)をフィールドに臨床・研究・教育活動を行っており、固形癌の集学的治療をテーマとし、地域医療における実践と評価に関する研究活動を行っています。

臨床医が行う研究とは、臨床現場に直結した真に役に立つテーマを立てることが重要です。複数の診療科や多職種がコラボレーションする新しい枠組みの臨床研究や地域基盤型の共同研究などを実施しています。

地域医療から世界に発信する臨床研究を

当講座では、これまで多数の臨床研究を発信してきました。ほとんどの研究論文の筆頭著者は、卒後10年前後の若手臨床医で、まさに最前線で臨床業務にあたっている当事者です。現場の医療者が、日ごろの臨床業務で解決すべき問題点について、自ら研究計画を立て、実践し、解決策を究明します。そのための研究手法を学ぶための体系的な教育を行っています。

当講座では、次世代を担う医療人材の育成に力を入れており、臨床能力の向上と同時にリサーチマインドを育むための数々の教育事業を展開しています。最前線で活躍する若手医師の中長期的なキャリアパスを支援するため取り組みとして、全国のアクティビティーの高い病院との研修連携、学位取得のための研究留学、社会人大学院への進学などを実現し、成果は着実に実を結びつつあります。

患者さんが元気になるためには、まず医療従事者が元気にならなければなりません。つまり医療者がやりがいを持って、仕事にまい進できる環境づくりが地域医療活性化の要であり、それこそが当講座の使命であると考えています。

私たちは地域医療の質向上を通じて、

社会に貢献する高い志をもつ

仲間を求めています。

このような活動参加にご興味を持たれた方は、是非人材育成事業・プログラム内容をご覧いただき、お問い合わせいただければ幸甚であります。